カテゴリ:陶芸の技法ー粘土( 10 )

神出の土 テスト

神戸市西区神出町の粘土をいろいろ掘ってきて、テストしました。

礫も取り除かず、そのまま水を加え、固めたので
実際に使うときにはもっと違ったものになるとは思います。

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どれも礫粒さえ除ければじゅうぶん可塑性はありました。
見た目は乾燥していたら色が薄くなりますが、白い粘土はやはり白っぽく焼きあがります。
問題は1250度で焼いた時に表面が光るくらい溶けていたり、焼き膨れたり、
部分的に鉄分が溶け出しているもの。

使い方によっては面白いものが出来るかも。


おまけ。
須磨区布施畑の土。

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なんとか形は作れましたが、焼くとご覧のように熔けてしまいました。
付近には白川層とか丹波層とか呼ばれる兵庫県中南部では最古の地層があり、
白い泥岩質の地層のあいだに葉っぱの化石が出るそうですが、
その石自体も耐火度は低く、表面が1250度で溶化します。
それが風化して出来た粘土なのかも。
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by tyawannyakobe | 2015-06-07 16:29 | 陶芸の技法ー粘土

押部谷、木見の粘土

知り合いに頼まれて、押部谷、木見の粘土をテストしてます。

砂利と砂を取ったあとに粘土が二割くらいでてくるのが、使えないかのテストです。

現場はまだ見ていません。

原土


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砂利と砂を取り除いてフィルタープレス掛けたケーキ


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原土を直接篩掛けた物


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フィルタープレス掛けた物よりは少し目の荒い微砂


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ケーキ単体、ケーキと微砂を混ぜた物、両方、粘りも腰もなく、揉みあげるのが大変。
成形は無理。

篩った物に水を加えても、粘りも腰もなし。

原土を直接水を加えて揉むとしっかり粘りが出るのに。

もう少し様子を見て見たい。
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by tyawannyakobe | 2011-06-14 15:39 | 陶芸の技法ー粘土

神出の粘土

今回は神出の粘土を、24目の篩でこした泥を乾かして、揉んで、使ってみました。

腰がしっかりしていて、大変引きやすい。
水が回って腰から割れてくる事もありません。
荒い石粒もないから、滑らかに作れます。
あとは乾燥切れと、焼いて変形が無いか、が関門です。


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by tyawannyakobe | 2011-06-14 15:33 | 陶芸の技法ー粘土

神出の土

先日掘ってきた神出の粘土を、14目の荒い篩で通してそのまま練り、
ロクロ引きしました。
1つは粉引き、1つは藁灰を掛けて還元で焼きました。


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藁灰の方は


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火に弱かったら変形するかなと予想していましたが、
全く変形もなく、しかも軽く焼けた所を見ると、
意外と火に強い粘土なのかも。

色も質感も耐火度も好みの粘土にめぐりあいました。
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by tyawannyakobe | 2011-05-28 11:06 | 陶芸の技法ー粘土

粘土掘り

神戸市西区の神出の粘土を掘ってきました。


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以前ひとつまみだけ持って帰って焼いてみたら結構美味しそうな感じに焼けたので。

掘って見て、均質ではないことに気付きました。
礫もかなり含まれてるし、
赤土だけじゃなく、白い粘土も。

むかし、神出は須恵器の大産地だったらしく、粘土が枯渇して、明石に生産拠点が移ったらしいです。



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早く使えるようにしたいな(^-^)/
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by tyawannyakobe | 2011-05-16 12:29 | 陶芸の技法ー粘土

ひび化粧

貫入によく間違えられるひび化粧。

いろんな調合があると思いますが、僕は簡便に蛙目(がいろめ)粘土100%。

薄いと出ません。
濃いと剥離しかけます。

狙いは化粧でひびをいれて、釉薬で密着させて、
貫入のように汚れはつかないように・・・・・

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どうしても先端から乾燥するので、端が濃くなり、剥離しそうです。
この失敗に懲りて、口は一度水につけて水分戻してから化粧掛けするようにしました。


上に掛ける釉薬によっても化粧の表情は変わります。

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適度に釉薬が溶かし込んで、ひびの表情を際立たせながら密着してくれています。

灰釉系の、少し融けすぎっぽい釉薬のほうが合うようですが、
濃すぎると化粧自体を溶かしてしまって、ひびが消えてしまいます。

また、薄すぎると、表面が焦げてしまい、ひびが見えにくくなります。

まだまだ研究の余地がたくさんあって、食器には実用化しておりません。
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by tyawannyakobe | 2010-05-27 00:23 | 陶芸の技法ー粘土

朱泥土?

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窯場展直前にして、まだまだ作っています。

今日は久しぶりに美濃の五斗蒔土ベースの赤土を作って、
ロクロ引きました。

僕の標準土にしている調合なんですが、
酸化鉄の代わりに弁柄入れてみたら


なんか、まるで朱泥土見たいな色。

でも、手触りは五斗蒔土特有のざらざら感。
この感じが個人的には好きなんです。
焼きあがった感じもね。

ただ、発色が、テストなしのぶっつけ本番ですが。

酸化鉄を弁柄に変えただけだから、そんなに変わらないとは思いますが。

見た目がまるで違うし、轆轤の回りも赤いのがいっぱい飛んでしまいました。

明日はこれに掛ける御本手化粧の調合を
作り直して、掛けてみます。

以前の調合で御本手が出なくなったのが、
原料が変わったせいなのか、灯油窯に変えたせいなのか、
確かめたいと思います。
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by tyawannyakobe | 2009-07-01 00:41 | 陶芸の技法ー粘土

粘土の再生

久しぶりに技法とレシピのコーナーです。

数ヶ月前からうちの教室にこられている方で、
以前、ほかの方に教わっていたのですが。

この方が聞いたところによるといくつかの教室で
研鑽を積んだ方だそうですが、
いろんなことを勘違いしたまま指導しておられる。

まあ、僕も時間がたつとそんなことに気づいて
修正していくこともありますが。

たとえば、タイトルの粘土の再生。

削った粘土は当然水分を加えて再生できることはご存じだと思います。

たとえば、削り頃の作品を削った時に出た削りかす。
そのまま袋に入れて軽く水分加えてやるとすぐに使えます。
まあ、ちょっと揉まなくてはなりませんが。

できれば水分加えてしばらく放置したほうが、
水分の浸透が均一になってくれるので、
無駄な労力が省けます。

白くなった削りかすや、失敗作の再生は
微粉砕にして柔らかすぎる粘土に混ぜたり
そのまま水分加えて泥にしてから
改めて水分を乾燥させて粘土に再生します。

ここで彼女たちが教わった間違い。
「再生した粘土はすぐには使えないから
数か月(数年だったか?)置いておかなければならない」



いや、使えるって。

まあ、一日くらいは寝かしておいたほうが水分の浸透も均一になるし
練った土も粘りは出ますが、数か月も放置したら
普通管理忘れでまたカチカチになってしまいそうです。

むろん、市販の粘土も一度手で揉んでから1,2日寝かせると格段に粘りが出てきます。
うちの教室で使っている粘土は僕が小分け、揉んでから袋詰めしているから
たぶんそのママより粘りは出ているはずです。

再生粘土も数日くらいなら(忘れないうちに)、寝かせるのは有効でしょう。

でも、彼女たちはそう言われてバケツに秘蔵の粘土が何年も寝かしたままになっているとか・・・・・

これでは本末逆転。

趣味でやっているのに、負担ばかり増えては意味がない。


一部の方ですが、陶芸教室で数年習って、そのまま独立して
他人を指導するときに、独善に陥ることが見受けられます。

本来の陶芸の姿を知らないまま、自分の習った教室の知識だけを
受け売りで、時に勘違いで他人に伝えてしまう。


まあ、僕も窯場特有の常識に独立後何年も縛られて、
教室の方々にずいぶん覚醒させられたので
偉そうなことは言えませんが、
踏んできた場数がものを言います。

はっきりいって、失敗した数がすごい!

失敗は大事なデータになるので
他人に迷惑かけない程度に失敗は恐れずがんばりましょう。

追伸。

やっと仕事しだしました。

長いブランクでした。

年内個展に向けて(まだ未定ですが)精を出しています。
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by tyawannyakobe | 2008-10-22 00:06 | 陶芸の技法ー粘土

土揉みー足踏み

また土揉みです。

また足踏みです。

今回は土揉み素人の長男に手伝わせて
僕が携帯で撮影。


磁器土にカオリンと弁柄混ぜて
約60キロにして揉んでもらいました。








2時間後にはよく混ざっていました。
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by tyawannyakobe | 2008-05-02 01:59 | 陶芸の技法ー粘土

土揉み  足踏み

珍しく連続投稿です。

昨日、久しぶりに足で土揉みしました。

普通は100キロぐらいまでは手で揉むのですが、
ちょっと固くなっていたので、
手で揉むと大変かな?と思って、挑戦してみました。

まず板に粘土を広げて、

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その上に乗っかって、とりあえず踏みまくります。

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固い大きな塊とどろどろの部分と、少しの水で、
よく滑ります。

塊を重点的に踏み潰して、
徐々に自分が回りながら踏み広げて行きます。

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ある程度やわらかい粘土なら、このまま足で丸め込んでいくのですが、
まだちょっと固いので、手で折り曲げて重ねては踏み広げ、
これを小1時間繰り返して、汗ばむころに終わります。

手で揉むより、体重乗せるだけでいいので、
圧倒的に楽ですが、
ちょっと体重が足りないようで、苦労しました。
足場の板も少し小さくて、
はみ出ないように苦労しましたが、
なかなか原始的ないい仕事です。




なお、手で大量に揉むときの様子はこちら
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by tyawannyakobe | 2008-04-13 12:27 | 陶芸の技法ー粘土