織部のテスト。
透明感が出なくて試行錯誤。
今回は基礎釉の透明感を確保してから参加銅を加える方向で進みました。
小さい灯油の窯で実験を繰り返したので、
温度分布が不安定で、データになっていないような・・・・
M-1 M-2 M-3 M-4
天然松灰 2 2 2 4
天草陶石 1 2 2 2
天然藁灰 0.5 0.5
この基礎釉は灰釉特有の条痕が出る透明釉。
松灰の鉄分が出ます。
K-1 K-2 K-3 K-4 K-5
合成栗皮灰 2 2 2 4 4
天草陶石 1 2 2 2 2
合成藁灰 0.5 0.5 0.5 0.5
酸化銅 0.3
透明感が確保できたので酸化銅を5%弱加えてみました。
透明感のある緑の釉薬です。
還元焼成でこの色が出たら酸化焼成でも大丈夫でしょう。
でも、窯の中で場所によって、温度や雰囲気にむらがあるため
こんなにいろんな発色になってしまいました。
また、透明感を求めるため、溶けやすくしたから
当然流れやすくなっています。
かけ方に注意が必要かと。