井戸茶碗のかいらぎ釉薬のテスト結果です。
以前かいらぎの出方が大きくなって、みっともなくなっていたので
初期の頃のように出ないか、ちょっとテストしてみました。
結果から言うと、釉薬としては少し方向性が見えてきたような気がします。
カイラギも少し小さくなりました。
しかし、剥離が・・・・・・・・
また、小さな灯油窯なので、火前に詰めたものは一部融けすぎて
きれいに灰釉になっています。
これは結構狙っていたのですが、都合よくこちらの狙い通りには行ってくれません。
それと、本物の井戸茶碗は、高台付近はカイラギがでて、本体は良く融けて
貫入がでているので、そこら当たりも、追求したいところです。
ちなみに、釉薬の調合は
長石2対灰1に、貝殻灰少々。
剥離対策には、粘土少し加えた方がいいのかなあ?
素焼き素地に釉薬掛けたのは剥離せず、生掛けのぶんがほぼ全滅だったので、
土の問題か?
また、かいらぎ状になるのは濃い釉薬が生焼けで剥離しかけて、それが丸まってできるような雰囲気もある
(剥離してからそれが融けて丸まっていくのを色味穴から観察しました)ので、
そのあたりの温度上昇を早めてみるとか、考えがいろいろ浮かんでいます。
釉薬の調整がうまくいけばこの壷に掛けてみたいと狙っています。
まだ、素焼きもしていませんが・・・・・・
参考に、ごく初期の、一番調子の良かったころの(ビギナーズラックw)井戸茶碗。
そして、最近のでかでかかいらぎ。